3連休の間、合宿に行っていたせいで更新が遅くなってしまった。
バリ島旅行3日目、最終日。
朝は雨。早起きして散歩しようと思っていたのでガン萎えして二度寝した。
しかし、無限の朝ごはんを食べている間に晴れ始めた。バリの天気は変わりやすい。
午前中はゆっくり過ごし、11時半くらいにチェックアウト。この日の予定は、バリ・コレクションというショッピングモール、スパ、ウツワル寺院の三本立て。
正直、バリまで来てわざわざショッピングモールってなんなん?って感じもあったので、散策がてらバリコレまで走っていくことにした。宿からも近いし、Googleマップもダウンロードしてきた。走る格好もある。準備は万端。
旅行に行ったときはなるべく観光スポットだけじゃなくて町を見るようにしてる。でも歩くのは嫌いなので、走ってウロウロするのが好き。家族は車で送迎してもらうそうなので、別行動になった。海外なので連絡とれないけど、まあ適当に合流する感じでGO。
というわけで出発。
走り始めてすぐにニワトリに遭遇。バリには多い。犬>ニワトリ>猫の順で多い。
宿からちょっと走るとすぐに海に出た。さすがにものすごくきれい。雨季なのでそんなに人も多くなくて走るにはちょうどいい。
当然、砂浜をランニングしようなんて人は他におらず、めちゃくちゃジロジロ見られた。こういうのはドヤ顔で楽しむのがコツ。
気持ちよく走ってたら、
あっという間に天気が崩れた。夕立みたいな雨が降ってきてビショビショになったけど、それもまた一興。雨の中走るとめっちゃテンション上がる。俺だけじゃないよね?
雨の砂浜をニヤニヤしながら走り回る超不審ランニング男と化したけど、すぐに雨は止んだので普通の不審ランニング男に戻った。
20分くらい走って岬みたいなところに着いた。
めちゃくちゃ尖った岩が広がっていて剣山みたいになってる。どういう原理でこんな地形になるんだろう。天然の防波堤のようだ。
岬から海岸沿いを外れて15分くらい走っていくと、バリコレに到着した。服屋とかレストランとかカフェとかがたくさんある普通のショッピングモールだった。モール内を適当に走り回っているうちに家族と合流。おみやげ買ってたらしい。走り回ってる間に見つけた日本風のおみやげがいい感じだった。
"FAMILY is neither an Anchor to hold us back, nor a sail to ttake us there, but a guiding light of LOVE to show us the way."
って書いてある。クサいけど割と好き。
俺は特に買うものもないのでバリコレはこれで終わり。バリコレの近くに見たことがない鳥がいた。
詳細求ム。
バリコレから車で移動し、予約していたスパへ。
バリの伝統的マッサージとかいうのをやってもらった。足洗ってもらって、オイル塗られて、全身揉まれた。マッサージなんて初めてだったけどよかったので日本でも行ってみたいと思った。マッサージについては写真もないし、「なんか全身揉まれて気持ちよかった」以上の感想はないのでこれで終わり。
続いてウルワツ寺院へ。
ここの見どころは、崖と、夕陽と、猿と、ケチャ。
めちゃくちゃ断崖に立ってる寺院で、景色がすごい。
昔は即身仏にならんとするお坊さんが訪れて断食的なことをした場所らしいけど、よくもまあこんなところで。風も強くて大変過酷。
で、猿。
もうすんごいたくさんいる。近づいても逃げずにとうもろこしやらバナナやら食い漁ってる。寺院を囲む森に大量に生息してるらしい。飯食ってるところに近づいたら歯剥いて威嚇されてびびった。俺はびびってない風を装ってたけど、一緒に弟はダッシュで逃げた。
それから、ケチャ。
ケチャはバリ島伝統の踊りの1つ。上裸の男たちが円になって合唱し、その中で演舞が行われる。kecakとつづるのでケチャと呼ばれてるみたいだけど、kは発音しないようで、チャチャチャチャチャと連呼するのが特徴的。
バリ古来の儀式にラーマヤナ物語が取り入れられたものだそうだ。主役は中央の演者たちなんだけど、円を作る歌い手の男性たちに注目するのも面白い。彼らは舞台であり舞台装置でありBGMであり登場人物でもある。このダンスは1時間近くある長丁場なんだけど、その間ほとんどずーっと歌いっぱなし。歌い手の人たちはモテそうだなあとなぜか思った。
儀式的な性格を持つ伝統あるダンスとのことだったので厳格な雰囲気を想像していたんだけど、
この白い猿が登場してから様子がおかしくなった。こいつ、客席に乱入して自撮りに写ろうとするし、
客から水をひったくって飲みだすし、めちゃくちゃである。
暴れまわった末、
火の中に閉じ込められたと思ったら、
脱出して火を蹴散らすし、やりたい放題。にわかに戦隊ヒーローショーみたいになってきた。
こいつ以外にもMCみたいにしゃべるやつが出てきたりするし、歌い手の人たちも笑いあったりおしゃべりしたりしてるし、思ったよりもかなりカジュアルな感じだった。
観光資源としても伝統としても、それだけ生活に根付いているんだろうなあと感じた。
圧巻のショーだった。見に行ってよかった。
これでバリ観光は終わり。3日しかいられなかったのがもったいなかった。
飛行機の時間が迫っていたので夕飯はマックで買ったんだけど、注文を取り違えられてコーラが5本来てしまった。4人家族なのに。
しょうがねえ全部飲むかーwって言ってたらビニール袋の中に全部こぼして0本になった。人生。
空港に着くころには全員疲労困憊だった。なのに搭乗口が最果ての地にあり、途中で行き倒れそうになった。行き倒れる直前に撮ったのが、この旅の最後の写真。
一体何がKids Zoneなんだ。虚無すぎる。
以上でバリ島旅行は終わり。
知らないところに行けるのは楽しい。なんとか、あちこちに旅できるような生き方をしたい。
今度は一人旅がいいな。
もしまたどこかへ旅行したら、ここに記録を書こうと思います。