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先日,ポケットモンスター ソード・シールドが発売されましたね。僕もダイヤモンド・パールぶりにポケモンを購入しました。
そこで,せっかくなのでネット対戦をやってみることにしたんですが,対戦用の構築を作るにあたってこう思いました。
ズルズキンを使いたい。
ズルズキンは僕が2番目くらいに好きなポケモンです(1番は剣盾未登場のバクフーン)。第5世代の頃,いかくとドレインパンチでブイブイいわせてるのを実況動画で見て好きになりました。
ですが,第6世代でフェアリータイプが登場してからは,フェアリーが4倍弱点となるズルズキンは対戦環境から姿を消してしまったようです。第8世代となるソードシールドでも,ミミッキュやトゲキッスなどのフェアリー勢が幅を利かせており,ズルズキンが活躍するのはやや厳しそうに思えます。
でも,せっかくなので好きなポケモンを使いたい。ズルズキンをパーティに入れる必然性が欲しい。
じゃあ,悪統一パーティにすればいいのでは?
ということで,悪統一を作ってみることにしました。その結果,マスターボール級(最高ランク)までは上がることができたので,その自慢(?)です(マスターボール級は普通に 10 万人くらいいるのでそんなにすごくないですが)。
普段書いているのとは全く毛色の違う記事ですがご了承ください。
構築紹介
ズルズキン
性格 :いじっぱり
特性 :いかく
努力値:H244,A252,D12
持ち物:オボンの実
技構成:ドレインパンチ,かみくだく,かみなりパンチ,ビルドアップ
このパーティの出発点。
ビルドアップを積んで火力と耐久を上げ,ドレインパンチで回復しながら戦う,基本的なズルズキンだと思います。いかくがあるので,物理には強いのではという気持ち。
思ったよりは活躍したし,ズルズキンを通して勝てた試合もそこそこあった。バンギラスに(だいたい)勝てるのは大きい気がする。
キリキザン
性格 :いじっぱり
特性 :まけんき
努力値:H252,A252,S4
持ち物:いのちのたま
技構成:じごくづき,アイアンヘッド,ふいうち,つるぎのまい
絶対にフェアリーがきついパーティになると思ったので,フェアリー対策になりそうな鋼タイプのキリキザン。努力値は AS と HA で迷って HA に。S に振ったところで抜きたい相手がいないように思えたので。
ばけのかわダメージと珠ダメージが 1 回入ったミミッキュをふいうちで処理できるのがえらい。意外と耐久があるので,つるぎのまいを積んで抜いていけるのもえらい。ドラパルトに後出しが利くのも助かりました。
バンギラス
性格 :いじっぱり
特性 :すなおこし
努力値:H252,A180,B28,D44,S4
持ち物:じゃくてんほけん
技構成:かみくだく,ストーンエッジ,アイアンヘッド,ほのおのパンチ
悪タイプの 600 族ということで当然採用。ダイマックスを活かしてじゃくてんほけんを発動させるのが強いと聞いたので,ネットで調べたら出てきたじゃくてんほけん型のテンプレっぽいものを丸パクりしました。
と思ってたんだけど,今実数値を見直してみたら D が低すぎる気がする。D と C を間違えて振ったかもしれない…。
タイプ一致技と,フェアリー意識のアイアンヘッド,ナットレイとか意識のほのおのパンチを採用した。ダイスチルで B を上げつつじゃくてんほけんも発動させる動きが普通に強かったです。けど,思ったよりは選出機会が少なかった気がする。うまく使えていない感。あと,じゃくてんほけん型がメジャーすぎて誰も弱点を突いてくれなくなった。
サザンドラ
性格 :おくびょう
特性 :ふゆう
努力値:H4,C252,S252
持ち物:こだわりメガネ
技構成:あくのはどう,りゅうせいぐん,かえんほうしゃ,ラスターカノン
600 族その 2 で,普通のメガネサザンドラ。ほのお技がかえんほうしゃなのは,だいもんじの技レコードを持っていなかったから。でも外すとしょーもないのでかえんほうしゃで良かったような気もする。
メガネとスカーフのどちらを持たせるか迷ったけど,なんどなくスカーフサザンドラって火力がなくてあんまり強くないイメージを(実況動画などを見て)持っていたので,メガネを採用しました。
パーティ唯一の特殊アタッカーで,技範囲も広いので,選出率はかなり高かったです。ダイマックスするとこだわりを無視して技選択できるようになるので,意外と柔軟な動きができました。
オーロンゲ
性格 :わんぱく
特性 :いたずらごころ
努力値:H252,A36,B140,D68,S12
持ち物:ひかりのねんど
技構成:ソウルクラッシュ,リフレクター,ひかりのかべ,ちょうはつ
ソードシールドで新しく登場した,初の悪・フェアリー複合タイプです。いたずらごころをを活かして壁を張る型で,努力値構成は育成論をパクりました。
技構成は,最初はちょうはつの代わりにでんじはが入っていましたが,アーマーガアのてっぺきとかを封じられるちょうはつのほうが強い気がしたので変更しました。
とりあえず先発に出して,とりあえず先制で壁を張れるのが強い。その反面,火力にはほとんど振ってないので,壁以外の役割はあまり期待できませんでした。8 ターンも壁が残るのはかなり大きいけど,そのためだけに 3 体のうち 1 体を割く価値があるかは微妙な気はしました。
マニューラ
性格 :いじっぱり
特性 :プレッシャー
努力値:H4,A252,S252
持ち物:きあいのタスキ
技構成:つららおとし,こおりのつぶて,カウンター,ちょうはつ
元々は後述するバルジーナが 6 体目でしたが,ハイパーボール級に上がったくらいでこのマニューラに替えました。
性格をいじっぱりにしたのは,つららおとしでトゲキッスに対して確一を取るため。といっても,耐久振りだったりダイマックスされたりすると落とせませんが。
また,ローブシンやアーマーガアがかなりきつかったので,このあたりを倒すためにカウンターを採用しました。こいつら以外にもヒヒダルマやアイアントにも刺すことができて気持ちよくなった。
この構築の中で,採用理由が最も明確なポケモンだと思います。ハイパーボールからマスターボールに上がれたのはたぶんこいつのおかげです。
構築から外したポケモン
バルジーナ
性格 :わんぱく
特性 :はとむね
努力値:H252,B252,S4
持ち物:ゴツゴツメット
技構成:イカサマ,とんぼがえり,はねやすめ,どくどく
物理受け。これも普通のバルジーナだと思います。
役割としてパーティに必要かどうかをあまり考えず,ポケモンとして好きなので入れてしまった感が強いです。どくどくを持っていることもあり,耐久ポケモンに対して強かったものの,選出率が非常に低く,特に明確な役割対象もいなかったので解雇しmした。
あと,ダイホロウを打たれたときのために特性をはとむねにしていたけれど,悪統一にダイホロウはまず打たれないのでぼうじんのほうが役に立ったと思います。
タイプ統一パは初心者向け
だなと,悪統一を使ってみて思いました。大きな理由は以下の 2 点です。
- 採用可能なポケモンが少ないので構築が組みやすい
- 弱点が明確なのでメタが張りやすい
構築が組みやすい
第 8 世代に登場するポケモンは 400 種類とかいるので,初心者が普通にパーティを組もうとすると,どのポケモンを使えばいいのか迷ってしまいます。しかし,例えば悪タイプに限れば,20 種類くらいしか候補に上がるポケモンがいないので,単純に選びやすくなります。
メタが張りやすい
タイプ統一を組もうとすると,タイプ相性的に明確な弱点があるので,必然的にそれらに対して対策を立てながら構築を考えることになります。今回の悪統一では,フェアリーをなんとかするためにキリキザンを採用し,サザンドラとバンギラスに鋼技を入れました。格闘は環境に少ないのでほぼ捨てていましたが,最低限の対策としてマニューラにカウンターを仕込んだつもりです。
こういった,特定のポケモンに対して対策を張る,という行為を学ぶことができました。
マスターボール級に上がってから現在まで
今でも悪統一を使っています。とりあえず,シーズン 1 の間はこのままいくつもりです。
ただし,構築はあちこちいじっています。トゲキッス,アイアント,ヌオー,ローブシン,アーマーガア,エースバーンなど,きついポケモンが非常に多いので,なんとかこれらに勝てるようにしようと四苦八苦しています。現時点までに,サザンドラ,バンギラス,オーロンゲは型を変えました。また,ゴロンダを採用してみたりしています。
もしもう少し上位に食い込めたりしたら,また書くかもしれません。
(画像は ポケモンずかん|ポケモンだいすきクラブ から)