すげえどうでもいいんだけど、本の感想を書くとき、あるいは言うとき、「考えさせられた」って言葉は使わないようにしている。
初めに断っておくけど、あくまで個人的なこだわりで、使ってる人を悪く言うつもりはありません。
本の感想って、1つの物語の世界を追体験して、そこで自分がどういう気持ちになり、何を見て何を考えたかを述べるものだと思う。
別に「面白かった」と一言で済ませてもいいし、キャラクターや物語世界について語り明かしてもいい。世界からは少し浮いた視点で、作者が何を書きたかったのかを考察してもいい。
でも、「考えさせられた」っていうのはちょっと。
そりゃ、本1冊読んだんだから色々と考えてるでしょ。っていうか、人間なんだから何かしら考えてんでしょ。本の内容について何か考えたなら、当然それは作者によって「考えさせられた」ものでしょ。
って思っちゃう。
わかったわかった、んで、何考えたの?
って言いたくなっちゃう。
考えさせられるのは当たり前、何を考えたかが自分の独自の感性。わざわざ感想を他人に話すなら、自分なりの意見やら感じたことやらがないと意味がない。
そういうわけで、自分では「考えさせられた」という表現はなるべく使わないようにしてる。
まあ、半分くらい屁理屈っていうか、揚げ足取りみたいなもんなんだけど。
最初にも書いたけど、使ってる人をディスるつもりはないです。自分は好きじゃないというだけです。
結構こういう、うぜえ自分ルールみたいなのがいっぱいあるんだけど、俺だけじゃないよね?
そういうわけで、いつか俺が「考えさせられた」とか言い出したら炎上させてください。