本と山と東大生(ぼく)

理系東大院生の読書日記とそのほかいろいろ

気が狂ってフルマラソン出たら大変なことになった

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3月、留年が決まったあとに気が狂って衝動的にフルマラソンに申し込んでしまいました。

しかし、同じく3月、股関節を痛めてしまいました。おかげで全然トレーニングなんてしてません。それどころか、先日整形外科に行き、安静にしろって言われたばかりです。

でも5500円払った以上はとりあえず走りに行ったほうが得なので、行ってきました。

 

集合

新横浜駅前公園に集合して受付。大会とは銘打たれていたものの記録会的な小規模なものだったようで、参加者はそんなに多くはありませんでした。フルマラソンに出走したのは30人~50人くらいかな?

 

コース

コースは片道5km。往復10kmを4往復することになります。それだと42.195kmには2.195km足りないので、その分は最初に追加で走ります。

つまり、

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こういう感じ。

0km地点、2.5km地点(7.5km地点)、5km地点で給水がある。

 

1周目

1周目は2.195km。思っていたより周りのペースが遅くて驚いた。俺が走りたいペース近辺で走っている人が5人くらいしかいなくて、他の人たちは一気に後ろに離れてしまった。この5人で走るしかないなと思った。

 

ペースは5分/kmをちょっと切るくらい。順位は終了時点で5位くらい。

 

2周目

2周目が始まって1kmくらいで、「これはやばいぞ」と思い始めた。先の長さに気が遠くなった。3km走るのにも15分くらいかかっているんだから、42kmは絶望的に長い。

しかし、走りのほうは快調だった。4分半~5分/kmくらいなら、永遠に走っていられる気がする。速めのジョグくらいの感覚。体力的には余裕があって、「飽きなければ42km走れそうだな」と思った。

コースは鶴見川沿いの土手に伸びる道だったので、景色にはそれなりに変化があって楽しかった。河川敷でサッカーしてる子供たちになごんだ。

当初5人くらいだった先頭集団からは2人が前に抜け出し、2人が後ろに落ち、早々に1人で走るハメになってしまった。仕方がないので自分の楽なペースで適当に走る。5km地点のあたりで前の2人からの1人が落ちてきて2位浮上。もう1人は結構速くて差が広がっていく。

 

ペースは4分半~5分/km。終了時点で2位。

 

3週目

2周目までで12kmほどを終え、余裕がありそうな感じだったので、先頭を追うつもりで少しペースを上げてみた。しかし、差が詰まる気配がないので4kmくらい走ったところでペースダウン。元の楽なペースに戻した。

2周目と違い、1度見た景色ばかりなのであんまり楽しくない。1人だし。右足が若干痛くなってきた。最近ロードを走っていないツケか。左に重心を傾けてみたりしたが、徒労だった。

5km地点で折り返すと、向かい風を感じた。なかなか進まない。が、まだ体力には余裕がある。気楽に走る。

8km地点、合計20km付近で突然違和感が生じ始めた。なんか急にしんどくなった気がする。向かい風が強くなったか。しかし、後ろを見ると後続に詰められているように思える。どうもスピードが落ちているらしい。あれ、と思うが、スピードが上がらない。

3周目終了直前で1人に抜かれ、3位転落。抜かれても追えない。あれれ。

 

ペースは前半は4分半/kmくらい、終盤はたぶん5分/kmを超えていた。3位。

ここまでで1時間40分くらい。

 

4周目

3周目が終わり、全部で22.195kmを消化。実はトレーニングでも20kmくらいしか走ったことがない(しかも2年くらい前の話)。したがって、ここから先は未知の世界。

折り返してやや追い風になったが、やっぱりいまひとつペースが上がらない。むしろどんどんきつくなってきている気がする。

1km地点を過ぎたあたりで急激に足が上がらなくなった。やばいやばいと思っている間にさらに1人に抜かれる。どうにか足を動かして走り続ける。

2.5kmの給水地点に着くころには完全にグロッキーになっていた。足が動かない。こんなのは始めてだ。息は全く上がっていないのに、足だけが疲れ切ってしまっている。

3km地点、全体の25km付近で完全にストップ。止まってふくらはぎを揺すったり、歩いたり。触ってみるとふくらはぎがパンパンになっていた。

きつくても進まないことにはどうしようもないので、とにかく歩いたり走ったりで進む。しばらく休んではかるーく走ってみるんだけど、すぐに止まってしまう。全然動けるようにならない。地獄の始まりだった。

ジョグすらままならず、ほとんど歩いて進む。走ってもなかなかに長く感じるコース、歩くと全く終わりが見えない。もうサッカー少年になごむ心の余裕もない。ゾンビのように進む。後続のランナーにガンガン抜かれたけど、もはや闘争心もない。だって走れねえんだもん。

ほうほうの体で5kmの折り返し地点に到着。ポカリを2杯飲む。足は回復しない。むしろ怪我してる股関節が痛くなってきた。たぶん気持ちが切れたからだと思うけど。

歩いても歩いても前に進まねえ。この周が終わったらリタイアすることを決めた。けど、周の終わりまでもあと5キロある。そこまでは自力でたどり着かないとリタイアすらできない。もっと前に引き返しておくんだった、くそ。

ここからは本当にただただ地獄。歩いて、ちょっとだけ走って、無理で止まって、また歩いての繰り返し。それを5キロ。おじさんランナーにもガンガン抜かれる。1周目でゆっくり入ってたのはこういうことだったのか。もう何も考えられず、這うようにして進む。早く帰りてえ。

山場も変化も面白いこともなく、そのまま地獄を這いまわり続けて会場に帰還。係員の人に「もう1周?」って聞かれたけど、首を横に振った。「次は完走だな!」って言われたけど、二度とやらねえって思った。

 

22kmを1時間40分で走ったのに、この10kmを終えるのに2時間近くかかった。ほとんど歩いてたし、お散歩してるおじさんに抜かれるくらいの歩きっぷりだから当たり前としか言えない。

 

リタイアor完走

この大会の制限時間は6時間だった。4周目が終わった時点で3時間半くらいだったので、同じペースで最後の10kmを消化できれば完走できた計算になる。俺よりも遅い人や辛そうな人でもリタイアせずに5周目に入っている人が多かったし、マラソンランナー的には完走を目指すべきだったのかもしれない。目指していたらできていたのかもしれない。

でも、「這ってでも完走する」みたいなのに意味を感じられなかった。楽しく走れないならやめたほうがいいと思ってしまった。リタイアしたことは全く後悔していない。自分にとっては趣味というかレジャーに過ぎないので、楽しくないならやる必要がない。

誰かと一緒に出ていたなら「意地でも」みたいな気持ちになったのかもしれないけど、今回は一人で出たし。

 

反省

単純にトレーニングが足りなかった。ほとんどこれに尽きる。まずは怪我を直す。そして走る。最近は山ばっかり走っていてロードを走っていなかったので、足がアスファルトに慣れていなかった。

序盤に水分補給をあまりしなかったのもよくなかったかもしれない。走りながら水分補給するのは結構難しくて、むしろ疲れる気がしたのでなるべく避けていた。積極的に補給してればもう少し足がもった可能性はある。

3周目でペースを上げたのは余計だった。ペースを変えると疲れる。わかっていたのに。

 

次回

今回終わって「二度とやらねえ」って思ったけど、たぶんまたやる。普通に悔しいし。

でも、「今回は序盤速く入りすぎたから、もっとゆっくり走って完走を……」みたいなことはしたくない。個人的に、あれより遅く走ると気持ちよく走れないので。キロ5分ペースは気持ちよく走れる下限。気持ちよく走れないなら走る意味がない。

あのペースで完走できるよう、トレーニングを積む。自信がついたら、リベンジする。それしかない。

 

フルマラソンはちゃんとトレーニングしてから出ような。