友がみな我より偉く見ゆる日

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「東大は誰でも入れる」のか

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「東大生の」なんて銘打ってる割にそれっぽい記事を書いてなかったので、ちょっと東大について書いてみます。

 

ちょうど昨日今日が国立大学の二次試験なので、それに関わるお話です。

ちょっと前にどこかのブログで「東大は誰でも入れる」という言説を目にしたので、それについて。

 

僕は東大生です。これでも。まあ残念ながらあまり頭がよさそうには見られないし、実際東大の底辺に澱んでいる自覚もありますが、東京大学に籍を置いているという意味ではレッキとした東大生です。

駒場と本郷で4年間を過ごし、どうにかこうにか卒業し、何を血迷ったのか今は大学院にいます。おとなしく就職して「東大生」ではなく「東大卒」になっておけばよかったとも思いますが、まあ幸か不幸か大学院入試にも落ちず、だらだらと「東大生」の肩書を延長しています。

 

そんな僕から見て、「東大は誰でも入れる」は、真実だと思います。

どうしても地頭の良い・悪いというのは存在しますが、それぞれに見合っただけの努力をすれば、東京大学に合格することは誰にでも可能でしょう。

 

ただ、超頑張って東大に入っても、あんまり意味はないかなあとも思います。

 

少なくとも、多くの東大生はいわゆるガリ勉型ではありません。「青春を投げうって勉強ばかりしてた」みたいな古いステレオタイプな人なんてほとんどいません。中高と部活やら行事やらでそれなりに楽しく過ごし、高3の間だけ頑張って受験勉強して合格した、みたいな人が多いと思います。あるいは、うっかり浪人しちゃって浪人期間で適度に遊んでた人とか。

要するに、普通の学生ばかりです。たまたま勉強が得意だったというだけ。

 

なので、無理して頑張って東大入るくらいなら、普通に楽しく過ごしたほうがいいんじゃないかなーって思います。まあ、いまどき、「すべてを捨ててでもなんとしても東大に行くぞ!」みたいな人はあんまりいないとは思うけど。

 

別に東大生なんて何にも特別じゃないです。ただ勉強が得意なだけ。

もっと言えば、高校時代に勉強が得意だっただけ。

ただの得意分野の話にしかすぎません。走るのが速いとか、手先が器用とか、そういうのと同じ。だから、勉強以外の部分は本当に人それぞれです。勉強が得意=頭がいい、というわけでも、必ずしもないし。

なので、「東大生」とかいう謎の一般化された存在に対して、「超優秀なエリート集団」だの、逆に「融通の利かない頭でっかち」だのとレッテルを貼るのは超ナンセンスだよなあと思っています。

 

ちょっと脱線しました。

 

とにかく、勉強が得意じゃないんだったら、別に東大なんて目指さなくてよくね?っていう話です。

 

東大、別にそんなにメリットないです。就活で有利(らしい)のと、学歴コンプには悩まされずにすむってのと、それくらい。就職なんて大学入ってからの頑張り次第だろうし、学歴は気にしなければいい話。普通に大学生活過ごして普通に就職していくだけなら、他の大学と何ら変わりません。

 

むしろ、うがった目で見られてウザいです。新しいバイト始めれば初回勤務のときには必ず大学バレてるし。それ一応個人情報では?

「東大くん」って呼ばれたこともあります。キレそう。

まあ、バイト先で無能晒すことが多い僕もいけないんですけどね。

この辺の話はまたいずれ詳しく。

 

ただ、本当に学問が好きな人は東大目指したほうがいいです。東大でも上澄みにしかいない、ごく一部の優秀な人たちに触れられるし、当然先生方もすごい人ばかりだし。

僕は、学問やるつもりで東大入ったけど、割と早々にやんなっちゃって、クソ怠惰な感じで底辺を舐めています。こういうのが一番しょうもない。

 

以上。

まとまりのない記事になってしまった。