本と山と東大生

理系東大院生の読書日記とそのほかいろいろ

読書

読書を「難しさ」「速さ」「量」で語るヤツは『魍魎の匣』でぶん殴っていい

と、法律でも定められています。 『広辞苑』でも、『境界線上のホライゾン』でも構いません。『魍魎の匣』は読んだことないけど。 Twitterで読書アカウントの人をたくさんフォローしているんですが、「速く読めない」「難しい本が読めない」「たくさん読めな…

米澤穂信『王とサーカス』

久しぶりに読んだ本について書きます。 『王とサーカス』。 いやー、面白かった。 久しぶりに一気に読んでしまいました。 ミステリなのでネタバレしないように書きますが、事件のトリックという点ではそこまで驚嘆するようなものではないんですね。よくでき…

オタク旅行はいいぞ。

この間の三連休で、関西に住む友達のところに遊びに行きました。せっかく来たならってことで友達4人で軽く観光したんですが、オタクばっかりでめっちゃ楽しかったので、オタク旅行はいいぞって話をします。 車内 移動中の車の中。 自分が今推している音楽を…

近況

10月,11月と忙しくて更新止まってました。簡単に近況報告。 研究 10月下旬に修論の中間審査を終えました。 またしても逃げ出したくなったけど、どうにか踏みとどまって発表までこぎつけられました。ギリギリのところで逃げないくらいには気力とかが戻ってき…

宮内悠介『アメリカ最後の実験』 -音楽と陰謀と仲間と家族と…

読みました。久しぶりの表紙買いです。 『ドグラ・マグラ』を読んでいる途中でしたが、大変読みにくいので、読みやすそうなこちらに逃げてきました。『ドグラ・マグラ』は読み進めるのが大変なだけでかなり面白いので、ちゃんと全部読みたいと思います。 ち…

伊藤計劃『ハーモニー』 -わたしの身体とわたしの意識

僕はこれを読んで、エヴァンゲリオンの人類補完計画を思い出しました。 エヴァにおける主人公シンジくんは、人類補完計画が何なのかわからないまま場当たり的に戦わざるを得ませんでしたが、『ハーモニー』ではその真意と真っ向からぶつかっていきます。 以…

ブックオフGWセールなどで買った本

欲望に任せて買い物をしました。やっちまったぜ。 ブックオフセールで買ったもの ・バクマン アツかった。うまくいきすぎじゃんって感じももちろんするけど、マンガだから。 個人的には平丸さんと蒼樹さんの恋が一番読んでて面白かった。 ・ブレッド&バター…

『あしたはひとりにしてくれ』 竹宮ゆゆこ史上初の非恋愛小説

竹宮ゆゆこが、好きです。 実は『わたしたちの田村くん』は読んだことがないけれど、それはさておき、好きです。 『とらドラ!』は僕の青春時代に深く突き刺さってるし、『ゴールデンタイム』はムムム感あったけど結局愛しさだけが残ってるし、『知らない映…

『夜の来訪者』 怒涛の展開、突き落とす結末、鮮やかすぎる。

プリーストリーの『夜の来訪者』。小説ではなく、舞台劇を文字に起こしたものです。 普通ならまず手に取らない本ですが、尊敬する友人が絶賛していたので読んでみました。 なるほど、確かにすごかった。 舞台となるのはバーリング家。実業家の家庭で、裕福で…

『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』 SFじゃなくて哲学の発表

『アンドロイドは電気羊の~』の翻訳が気になりすぎて全く進まない— muno@本と山 (@muno_blog) 2018年4月7日 これ、本当に傑作なのか?面白くなる気配があまりない— muno@本と山 (@muno_blog) 2018年4月7日 色々と文句をつけていた『アンドロイドは電気羊の…

買った本 4/11

積読本がしこたまあるのに、またブックオフで色々買いこんでしまった。 めだかボックスが最終巻だけ買えていないので、ブックオフに入荷していないかちょくちょく確認しに行っているんだけど、そのせいでちょくちょく買いこんでしまっている。そのくせめだか…

『憑物語』 <物語>シリーズ第10弾

西尾維新の<物語>シリーズから、『憑物語』です。 図書館で借りてきました。 今回はあんまちゃんと感想書かないと思うけど勘弁してください。 <物語>シリーズは普通に好きでいくらか読んできたんですが、図書館やブックオフにあんまり置いてないんですよね。…

電子書籍について思うこと

初めに、僕はアンチ電子書籍です。紙の本至上主義と言ってもいいです。 特に高校生くらいまではそれが顕著で、電子書籍なんて認めねえって感じでした。 そんな僕も、ちょっとだけ電子書籍にも触れるようになりました。が、それでも紙の本のほうがずっと優れ…

『太陽の塔』 僕らはみんな間違っている。

『太陽の塔』は森見登美彦氏のデビュー作で、氏の原点と言っていいはずだ。すでに「森見登美彦イズム」は色濃く漂い、とてもデビュー作とは思えない。なんなら最近の作品のほうがよっぽど大衆向けに感じる。妄想と屁理屈をこねくりまわす「私」とそれを取り…

『満願』 どろりとした違和感に包まれたミステリー短編集

『満願』 米澤穂信 ほんの去年くらいに話題になったものだとばかり思っていたけれど、2014年に刊行されていたんですね。やっぱり文庫化を待っていると、流行り廃りに置いて行かれてしまいます。まあ、ひねくれ者で流行ってる本は読まないタイプなんで、それ…

『旅猫リポート』 有川浩

有川浩の小説については、いくらでも欠点を挙げることが出来る。 基本的に「気の利く味方の人間」と「気の利かない敵の人間」しか出てこない構図がワンパターンだとか、本質的にはキャラクターが3種類くらいしかいないとか、「同腹」「おっつかっつ」みたい…

昨日買った本 3/2

・四畳半王国見聞録 有頂天家族が面白かったので森見登美彦再び。かなり馬鹿らしい色が濃そうなので楽しみ。 ・太陽の塔 森見登美彦みたび。華がない大学生が、ようやくできた恋人に振られる話らしい。大変面白そう。 ・終の信託 朔立木。一作しか読んだこと…

ソードアート・オンライン プログレッシブ 002

ラノベの感想書くのは初めてかな。 アニメ化され、ちょっと前には映画にもなった人気作品「ソードアート・オンライン」(SAO)の、番外編第二作です。 SAOと言えば、まあ中学生御用達というか、いわゆる俺tueee系作品の代表といえるでしょう。主人公であるキ…

「大学生の読書時間ゼロ」について

読書時間ゼロの大学生が過半数を超えたとかで、話題になりましたね。 www.asahi.com 現役の大学生(厳密には大学院生)としての感想は、まあそうだろうなーという感じです。 自分の体感とも一致してる。まわりで日常的に本を読んでいる人なんてそんなにいな…

「考えさせられた」という感想

すげえどうでもいいんだけど、本の感想を書くとき、あるいは言うとき、「考えさせられた」って言葉は使わないようにしている。 初めに断っておくけど、あくまで個人的なこだわりで、使ってる人を悪く言うつもりはありません。 本の感想って、1つの物語の世界…

「有頂天家族」 森見登美彦

この本について 「面白きことは良きことなり!」 これがこの物語の全てで、もっと言えば森見登美彦作品の全てである。 と、言って終えてしまってもいいんだけど、いささか乱暴なのでちゃんと書くことにします。書くことにするけど、この物語はあんまりそれっ…

今日買った本 2/21

・だがしかし 10巻 新刊が出ていたので。最近割と話が動いているので楽しみ。 ・めだかボックス 1~10巻 ブックオフで棚を眺めていたら急に読みたくなったので。西尾維新の痛々しさが満載で読んでると微妙な感情になるけど、それ込みで面白いと思う。 ・ワン…

好きな本たち

就活の関係で「お気に入りの本」「お気に入りのマンガ」を紹介しなきゃいけなくなったので、アイデア出しがてら候補を上げてみる。 まずは小説から。 ・誰も知らない小さな国 コロボックル物語シリーズの1作目。俺が本を読むようになったのはこの本がきっか…

今日買った本

・約束のネバーランド4巻,5巻 ・満願 ・アンドロイドは電気羊の夢を見るか? マンガの新刊が出ているか確認しに本屋に行った。新刊は出ていなかったけど4冊も本を買ってしまった。 最近、少しお金に余裕があるせいか物欲がすごい。物欲というか買い物欲かも…

SF

手を出そう出そうと思ってなかなか踏み込めないジャンル、それがSF。なぜならハヤカワ文庫は高いから。 そもそも、名作と呼ばれるSFは多くは海外産なので値段が高めになる。だけど、ハヤカワは海外作家の作品じゃなくても若干高い気がする。気のせいだろうか…

ラブコメ今昔

体調を崩しました。インフルエンザじゃなかったのが不幸中の幸い。熱は大して出なかったけど、なんかすごくしんどくて歳を感じた。 前回書いたとおり、有川浩の「ラブコメ今昔」を読みました。もう何度か読んだことあるけど、やっぱりいいですね。さくっと読…

体育館の殺人

青崎有吾の「体育館の殺人」。 amazonのprime readingで無料で読めたので、読んでみた。電子書籍は好きじゃないけど、タダで読めるとなればしょうがない。お金出して買うなら絶対に紙で買うけどね。 無料だから読んだというだけで、大して期待してなかったけ…

県庁おもてなし課

有川浩の「県庁おもてなし課」。 有川浩は「図書館戦争」シリーズをはじめ、かなり読んだ。好きな作家の一人だ。 熱心なファンが多くいる一方で、嫌う人も多い作家だと思う。俺はどちらかというと前者だけど、どちらの気持ちもよくわかる。 まあワンパターン…

蜜蜂と遠雷

感想を書こう書こうと思って放置したままになっていた。 恩田陸の「蜜蜂と遠雷」。 直木賞と本屋大賞をW受賞して話題になった作品で、恩田陸の著作の中でも一番有名なものになったかもしれない。 昔から(ファンを自称できるほどではないけど)恩田陸は好き…

かぐや様は告らせたい

3回目にしてマンガになってしまった。読む速さが遅いので、ココに書ける本が実はあんまりない。マンガも大好きなので、ちょくちょく挟んでいくつもり。 「かぐや様は告らせたい」は前から気になっていたけど、最近「次にくるマンガ大賞」とかいうのをとった…